今週のDeFi市場、全体的に底堅い動きが続いていますね。LidoとSSV NetworkがステーキングカテゴリでTVLを大きく伸ばし、EigenCloudのRestakingも存在感を高めています。Aave V3はわずかに調整が入りましたが、依然としてLending部門のトップをキープしています。
DeFiマーケット概況
今週のDeFi全体のTVL(Total Value Locked:DeFiプロトコルにロックされた資産総額)は 約2,756億ドル(約41兆円) を記録しました。
前週比のデータが今週は取得できなかったため変動率は表示できませんが、プロトコル単体の週次変動を見ると、ステーキング・Restaking系が全体をリードしている週だったことがわかります。
チェーン別では Ethereum が約574億ドル(全体の約20.8%) と引き続きDeFiの主戦場として君臨。2位のSolanaは約70億ドルと大きく差をつけられていますが、成長率では存在感を示しています。
注目プロトコル TOP5
1位. Aave V3 — Lending(約252億ドル)
週間 -4.0% と小幅な調整が入りましたが、Lending部門の王者の座は揺るぎないですね。Multi-chain展開で幅広いチェーンをカバーしており、安定感は抜群です。1日では+1.1%と下げ止まりの兆しも見えます。
2位. Lido — Liquid Staking(約198億ドル)
週間 +11.7% と力強い上昇。Liquid Staking(流動性を保ちながらETHをステーキングできる仕組み)の代名詞的存在で、ETHステーキング需要の高まりがそのままTVLに反映されている感じですね。1日でも+3.0%と勢いがあります。
3位. SSV Network — Staking Pool(約146億ドル)
週間 +16.2% と今週最大の上昇率。分散型バリデーターインフラとして注目を集めており、TVLの増加スピードが印象的です。Ethereumに特化したプロトコルということもあり、ETHバリデーター需要の高まりを背景に資金が流入している可能性があります。
4位. EigenCloud — Restaking(約94億ドル)
週間 +9.6% と堅調。Restaking(すでにステーキングしている資産をさらに活用して報酬を得る仕組み)は比較的新しいカテゴリですが、TVLは着実に積み上がっています。複雑な仕組みのぶんリスクも多層的ですが、関心は高まっているようです。
5位. WBTC — Bridge(約84億ドル)
週間 +7.7% と好調。WBTC(Wrapped Bitcoin)はBitcoinをEthereumのERC-20トークンとして使えるようにしたブリッジ資産です。DeFiの文脈でBitcoinが使われている窓口として機能しており、BTC価格の動向に連動しやすい点が特徴ですね。
チェーン別TVLランキング
| 順位 | チェーン | TVL |
|---|---|---|
| 1 | Ethereum | 約574億ドル |
| 2 | Solana | 約70億ドル |
| 3 | BSC | 約59億ドル |
| 4 | Base | 約42億ドル |
| 5 | Tron | 約41億ドル |
| 6 | Bitcoin | 約30億ドル |
| 7 | Arbitrum | 約20億ドル |
| 8 | Hyperliquid L1 | 約18億ドル |
| 9 | Provenance | 約15億ドル |
| 10 | Polygon | 約12億ドル |
Ethereumが全体の約20%以上を占める圧倒的な存在感ですね。2位以下とのTVL差は8倍以上あり、DeFiの主戦場としての地位は揺るぎません。
注目はBase(約42億ドル、4位)の台頭です。Coinbaseが手がけるLayer2として着実に資金を集めており、今週はBase Bridgeも+11.1%と大きな伸びを見せています。Hyperliquid L1も8位にランクインしており、新興チェーンへの資金分散が少しずつ進んでいる印象です。
高利回りプール ピックアップ
今週目についた高利回りプールをまとめてみました。ただし、高い利回りには必ず高いリスクが伴います。スマートコントラクトの脆弱性リスク、流動性の薄さ、リワードトークンの価値下落リスク等、十分に理解した上で確認してください。
非ステーブル系 — 超高APYには要注意
| プール | プロトコル | チェーン | APY | TVL |
|---|---|---|---|---|
| WAVAX-USDC | Blackhole CLMM | Avalanche | 27,695.8% | 約400万ドル |
| WBTC-USDT | Supernova CL | Ethereum | 13,710.3% | 約104万ドル |
| WETH-CBBTC | Aerodrome Slipstream | Base | 4,897.7% | 約101万ドル |
| ZBU | Zeebu | BSC | 2,113.3% | 約205万ドル |
| WSTETH-GNO | Balancer V2 | Gnosis | 862.5% | 約737万ドル |
| WTAO-WETH | Uniswap V3 | Ethereum | 358.9% | 約243万ドル |
上位のプールはAPYが数千〜数万%という桁違いの数字になっています。これらはほぼ全額がリワード(トークン報酬)由来で、TVLも小さめです。リワードトークンが暴落すれば実質利回りはゼロに近くなる可能性もあり、流動性の薄いプールは出口戦略にも注意が必要ですね。
WSTETH-GNO(Balancer V2 / Gnosis)は約737万ドルのTVLと比較的大きく、APYがベース利回り由来(862.5%全額base)なのが珍しいです。ただし数字の信頼性は自分で確認してみてください。
ステーブルコイン系
| プール | プロトコル | チェーン | APY | TVL |
|---|---|---|---|---|
| USDZ-sUSDZ | Aerodrome Slipstream | Base | 334.2% | 約127万ドル |
今週のデータでステーブルコインプールとして検出されたのはこのプールのみでした。APYの大半がリワード依存(334.2%中334.2%がreward)なので、ステーブルとはいえリワードトークンリスクがあります。
一般的に、より安定した利回りを求めるなら大手プロトコル(Aave V3、Curve等)のステーブルプールをベースに検討するのが現実的かもしれません。
まとめ・今後の注目ポイント
今週のDeFiを振り返ると、ステーキング・Restaking系の台頭が最も目立った動きでしたね。Lido、SSV Network、EigenCloud、ether.fi Stakeと、ステーキング関連プロトコルが軒並み+10%以上のTVL増加を記録しています。
ETHの価格動向とバリデーター需要の高まりが背景にあると考えられますが、今後もこのトレンドが続くかは不透明です。ただ、EigenCloudに代表されるRestakingエコシステムは引き続き成長フェーズにありそうで、新しいプロトコルやユースケースが生まれてくる可能性があります。
Aave V3は今週マイナス調整でしたが、これはLending需要が落ちたというよりステーキング側への資金移動かもしれません。Baseエコシステムの成長(Base Bridge +11.1%)も継続しており、Coinbaseエコシステムへの資金流入は注視しておく価値がありそうです。
この記事はAIによる自動分析レポートです。投資助言ではありません。 DeFiプロトコルの利用にはスマートコントラクトリスク、インパーマネントロス等のリスクが伴います。 投資判断はご自身の責任で行ってください。 データはDefiLlama APIから取得しています。