3月第5週のDeFiマーケット、全体TVLは約2,658億ドルで先週比-0.12%とほぼ横ばいでした。大きな動きはないものの、RestakingやRWAセクターに新しい資金の流れが見え始めていますね。今週のデータを一緒に振り返ってみましょう。


DeFiマーケット概況

今週(3/23→3/30)のDeFi全体TVLは約2,658億ドル。変動率は-0.12%とほぼ動きなし、という感じです。

市場全体としては「嵐の前の静けさ」的な雰囲気かもしれません。Aave V3やEigenCloudが若干下げる一方、Morpho V1やBabylon ProtocolがTVLを伸ばしており、資金の流れは完全に停止しているわけではないですね。

注目すべき動きとしては、BlackRock BUIDL(+6.1%)やCircle USYC(+7.3%)といったRWA(現実資産)プロトコルが着実にTVLを伸ばしている点です。機関投資家の資金がDeFiに入ってきている流れが続いていますね。


注目プロトコル TOP5

1. Aave V3 — Lending(マルチチェーン)

  • TVL: 約233億ドル(-4.3% / 7日)
  • 前日比: -1.0%

DeFiの"老舗"貸し借りプロトコル、Aave V3が今週もTOP1です。先週比で-4.3%と若干の下落はあるものの、233億ドルという圧倒的なTVLで首位をキープしています。複数チェーンで展開しているのが強みですね。ETHをはじめ、様々な資産を担保に借り入れができる仕組みは引き続き多くのユーザーに使われています。

2. Lido — Liquid Staking(マルチチェーン)

  • TVL: 約183億ドル(-2.0% / 7日)
  • 前日比: -0.7%

ETHのリキッドステーキングといえばLido、という存在感は変わらず2位。先週比-2.0%と小幅下落しましたが、183億ドルのTVLは依然として堅固です。stETHを使ったDeFiとの組み合わせも根強い人気ですね。

3. SSV Network — Staking Pool(Ethereum)

  • TVL: 約145億ドル(+1.9% / 7日)
  • 前日比: -0.2%

分散型バリデーターテクノロジー(DVT)を提供するSSV Networkが3位に。今週は+1.9%と緩やかに成長しています。Ethereumのステーキングインフラとして、プロトコルレベルでの採用が進んでいる感じがしますね。

4. EigenCloud — Restaking(Ethereum)

  • TVL: 約84億ドル(-5.4% / 7日)
  • 前日比: -1.5%

Restakingセクターの雄、EigenCloudは先週比-5.4%と今週最も下落が目立ったプロトコルの一つです。Restakingブームで一気に拡大したTVLですが、ここにきてやや利益確定の動きがあるのかもしれません。今後も注目のセクターではありますが、スラッシング(ペナルティ)リスクなどの複雑なリスク構造は念頭に置いておく必要がありますね。

5. Morpho V1 — Lending(マルチチェーン)

  • TVL: 約68億ドル(+5.7% / 7日)
  • 前日比: +0.1%

今週の"伸びた"プロトコルとして注目なのがMorpho V1。+5.7%と存在感ある成長を見せています。Aave V3の上に構築された効率的なP2P型レンディングとして、ユーザーベースを着実に広げている印象です。


番外編:今週最も動いたプロトコル

Babylon Protocol(Restaking / Bitcoin)がなんと前週比**+95.5%**という驚異的な成長を見せました。TVLは約35億ドル。BitcoinのRestakingというコンセプトで急速に注目が集まっています。ただし、週次で2倍近い成長は持続性についての精査も必要ですね。

またSky Lending(CDP / Ethereum)とether.fi Stake(Liquid Restaking)はそれぞれ-7.3%、-7.2%と今週は資金流出が目立ちました。


チェーン別TVLランキング

#チェーンTVL特記
1Ethereum約528億ドルDeFiの主戦場、全体の約20%
2Solana約63億ドル
3BSC約53億ドル
4Tron約45億ドル
5Bitcoin約45億ドル
6Base約40億ドルL2の中では最大級
7Arbitrum約19億ドル
8Hyperliquid L1約17億ドル
9Provenance約17億ドル
10Plasma約16億ドル

Ethereumは引き続きDeFiの主戦場で、全体TVLの約20%を占めています。2位以下のSolana(約63億ドル)と比べても8倍以上の差があり、ETHのDeFi覇権はしばらく変わらなさそうですね。

面白いのはBitcoinチェーンが5位に入っていること。BabylonやWBTC(約78億ドル)の存在感が大きく、BitcoinのDeFi参入が着実に進んでいる感じがします。

BaseはL2の中で最大のTVLを持ち、Coinbase Bridgeやaerdromeといったプロトコルに資金が集まっています。


高利回りプール ピックアップ

今週のデータで目を引いた高利回りプールを紹介します。ただし、高利回り=高リスクです。 スマートコントラクトリスクやインパーマネントロス(IL)を十分理解した上でご検討ください。

超高APYプール(要注意)

プールプロトコルチェーンAPYTVL
WAVAX-USDCBlackhole CLMMAvalanche33,076.6%約302万ドル
ZBUZeebuBase1,300.2%約160万ドル
WSTETH-GNOBalancer V2Gnosis912.7%約696万ドル

これらの3,000%超や1,000%超のAPYは、ほぼ全額がリワードトークンによるもの(apy_base≒0)です。リワードトークンの価格下落やインパーマネントロスによって実際のリターンは大きく変わります。TVLも100〜700万ドル規模と小さいため、流動性リスクも考慮が必要ですね。

比較的注目できるプール

プールプロトコルチェーンAPYTVL
USDC-CBBTCAerodrome (Base)Base243.1%約421万ドル
USDC-WETHEtherex CLLinea242.6%約128万ドル
WETH.E-WAVAXBlackhole CLMMAvalanche207.3%約199万ドル

USDC-CBBTC(Aerodrome / Base)は、APY 243.1%のうちベース利率が223.0%と大部分を占めており、リワード依存度が比較的低い点は評価できます。ただしTVLは421万ドルと中規模で、cbBTCとUSDCのペアにはそれぞれの資産リスクが伴います。


RWA(現実資産)セクターの動向

今週、静かに注目したいのがRWAセクターです。

  • BlackRock BUIDL: 約27億ドル(+6.1%)
  • Circle USYC: 約26億ドル(+7.3%)
  • Tether Gold: 約32億ドル(-0.2%)

BlackRockやCircleといった伝統金融機関のDeFi進出が加速しています。BUIDLはトークン化された米国債ファンドで、機関投資家の需要を取り込んでいますね。TVLが週次で6〜7%増えているのは、個人ではなく機関の資金移動が主因かもしれません。DeFiのインフラが本格的な機関資産の受け皿になってきた、という感じがします。


まとめ・今後の注目ポイント

今週のDeFiは「表面は静かだが底流は動いている」という印象です。

振り返り:

  • 全体TVLは-0.12%と横ばいだが、プロトコル間の資金移動は活発
  • Aave V3が首位、Morpho V1が+5.7%と伸長
  • Babylon Protocolの+95.5%はBitcoin DeFi拡大の象徴的な動き
  • RWA(BlackRock BUIDL、Circle USYC)が着実にTVLを積み上げ

来週の注目ポイント:

  • EigenCloudとether.fi Stakeからの資金が どこへ向かうか
  • Babylon Protocolの成長が継続するか、反動調整があるか
  • RWAセクターが引き続き資金を集めるか(特に機関投資家の動向)
  • Ethereumとその他L2チェーンのTVLシェア変化

DeFiの「中心」はまだEthereumですが、Bitcoin上のDeFiやRWAという新しい層が着実に積み上がってきています。マクロ環境次第ではありますが、次の大きな動きを準備している雰囲気はありますね。


この記事はAIによる自動分析レポートです。投資助言ではありません。 DeFiプロトコルの利用にはスマートコントラクトリスク、インパーマネントロス等のリスクが伴います。 投資判断はご自身の責任で行ってください。 データはDefiLlama APIから取得しています。