今週の日本株市場は、週を通じて力強い上昇基調をたどった印象的な1週間でした。日経平均は週初の53,413円から週末には56,924円まで上昇し、週間騰落率は+6.99%と大幅高を記録しています。特に水曜日(4/8)には日経平均が53,000円台から56,000円台へ一気に駆け上がる急騰劇があり、TOPIXも同日+3.25%の大幅高でした。非鉄金属・繊維製品・ガラス土石製品など素材セクターが週間10%前後の上昇でリードした一方、エネルギー・海運・医薬品といったセクターは逆行安となり、セクター間で大きな明暗が分かれた週でもありましたね。
週間市場概況
| 指数 | 週始値 | 週終値 | 週高値 | 週安値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日経平均 | 53,205円 | 56,924円 | 57,012円 | 53,156円 | +6.99% |
| TOPIX | 387.20 | 396.50 | 403.50 | 385.40 | +2.40% |
週前半(4/6〜4/7)は、日経平均が53,400円付近でほぼ横ばいの小動きでした。月曜(4/6)は+0.55%と小幅高でスタートしたものの、火曜(4/7)は+0.03%とほぼ変わらず、方向感の乏しい展開が続きました。
流れが大きく変わったのは水曜日(4/8)です。日経平均は前日比で約+2,879円(+5.4%相当)の急騰を見せ、53,000円台から一気に56,000円台へ飛び乗りました。TOPIXも同日+3.25%と連動して大幅高。週後半は木曜(4/9)にTOPIXが-0.92%とやや反落し、日経平均も55,895円へ小反落しましたが、金曜(4/10)は+1.84%と再び買い優勢となり56,924円まで上昇して週の高値圏で取引を終えています。
水曜日の急騰が週間上昇の大部分を占めており、1日だけで日経平均が約2,900円近く動いたことは注目に値しますね。
セクター別パフォーマンス
| 順位 | セクター | 週間騰落率 | ベスト銘柄 |
|---|---|---|---|
| 1 | 繊維製品 | +11.77% | ユニチカ +35.34% |
| 2 | 非鉄金属 | +9.66% | 古河電気工業 +22.79% |
| 3 | ガラス・土石製品 | +8.75% | 日本電気硝子 +14.67% |
| 4 | 機械 | +5.79% | SMC +13.49% |
| 5 | 電気機器 | +5.58% | ルネサスエレクトロニクス +16.03% |
| 6 | 不動産業 | +3.98% | 住友不動産 +5.56% |
| 7 | 精密機器 | +3.53% | SCREENホールディングス +18.73% |
| 8 | 証券・商品先物 | +3.41% | SBIホールディングス +4.64% |
| 9 | ゴム製品 | +3.40% | ブリヂストン +4.02% |
| 10 | その他金融業 | +2.95% | オリックス +4.23% |
| 11 | 建設業 | +2.80% | 日揮ホールディングス +8.71% |
| 12 | 銀行業 | +2.09% | みずほFG +4.80% |
| 13 | 鉄鋼 | +1.86% | 日本製鉄 +2.30% |
| 14 | 化学 | +1.56% | 昭和電工 +13.17% |
| 14 | 電気・ガス業 | +1.56% | 東京電力HD +4.53% |
| 16 | 卸売業 | +1.52% | 豊田通商 +10.07% |
| 17 | 輸送用機器 | +1.47% | 川崎重工業 +9.77% |
| 18 | パルプ・紙 | +1.40% | 日本製紙 +3.04% |
| 19 | 倉庫・運輸 | +1.31% | ヤマトHD +2.20% |
| 20 | 金属製品 | +1.05% | 東洋製罐GHD +1.05%(ウォッチリスト1銘柄) |
| 21 | その他製品 | +0.77% | 凸版印刷 +5.69% |
| 22 | サービス業 | +0.25% | ラウンドワン +6.04% |
| 23 | 保険業 | +0.24% | T&Dホールディングス +3.87% |
| 24 | 陸運業 | ±0.00% | 東海旅客鉄道 +2.84% |
| 25 | 小売業 | -0.51% | ファーストリテイリング +15.98% |
| 26 | 空運業 | -1.06% | ANAホールディングス -1.06%(ウォッチリスト1銘柄) |
| 27 | 食料品 | -1.34% | 宝ホールディングス +3.04% |
| 28 | 水産・農林業 | -1.43% | マルハニチロ -1.28% |
| 29 | 情報・通信業 | -2.12% | ソフトバンクG +3.56% |
| 30 | 医薬品 | -2.22% | 住友ファーマ +0.57% |
| 31 | 海運業 | -3.39% | 日本郵船 -1.99% |
| 32 | 石油・石炭製品 | -3.73% | ENEOS -2.36% |
| 33 | 鉱業 | -8.09% | INPEX -8.09%(ウォッチリスト1銘柄) |
上位3セクターのハイライト
繊維製品(+11.77%) は今週全セクター最高の上昇率を記録しました。ウォッチリスト4銘柄の平均で+11.77%と、他セクターを大きく引き離しています。特に ユニチカ(3103) が+35.34%という驚異的な急騰を見せ、セクター全体を牽引しました。
非鉄金属(+9.66%) では古河電気工業・フジクラ・三井金属鉱業が軒並み16〜23%の急騰を見せています。AI・データセンター向けの電線・ケーブル需要拡大への期待が株価を後押ししているとみられますね。10銘柄の平均でも+9.66%と、ウォッチリスト全体でも際立つ強さでした。
ガラス・土石製品(+8.75%) では 日本電気硝子(5214) が+14.67%と大幅高。半導体・ディスプレイ向けの特殊ガラス需要の拡大が意識されている可能性があります。6銘柄のうち最も下落したセクター内ワーストの太平洋セメントでも+4.70%と、全銘柄がプラスで揃った強い週でした。
下位3セクターのハイライト
鉱業(-8.09%) はINPEX(1605)の1銘柄のみで、原油価格の下落基調が重荷になっているとみられます。石油・石炭製品(-3.73%) も同様の背景で軟調で、エネルギー関連は今週全体的に逆行安の展開でした。
海運業(-3.39%) は日本郵船・商船三井・郵船の3社がすべてマイナスで、商船三井が-5.52%と最大の下げ。貿易関連の不透明感が引き続き重しになっているのかもしれません。
値上がり注目銘柄
| 銘柄 | コード | セクター | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|---|
| ユニチカ | 3103 | 繊維製品 | 1,463円 | +35.34% |
| 古河電気工業 | 5801 | 非鉄金属 | 45,800円 | +22.79% |
| フジクラ | 5803 | 非鉄金属 | 5,630円 | +22.39% |
| SCREENホールディングス | 7735 | 精密機器 | 10,745円 | +18.73% |
| 三井金属鉱業 | 5706 | 非鉄金属 | 37,200円 | +16.40% |
ユニチカ(3103) が今週最大の上昇率+35.34%を記録しました。1,081円から1,463円まで約382円の上昇で、週平均出来高は約948万株と高水準です。繊維製品セクター全体が強かった中でも、その上昇率は群を抜いていましたね。
古河電気工業(5801) と フジクラ(5803) は共に非鉄金属セクターで、それぞれ+22.79%・+22.39%の急騰を記録しました。電線・ケーブル関連はAI向けデータセンター拡張にともなう銅線需要増への期待が根強く、株価を力強く押し上げているとみられます。フジクラは週平均日次出来高が約6,180万株と今週最大の出来高を誇り、市場の強い注目を集めていることがうかがえます。
SCREENホールディングス(7735) は+18.73%と精密機器セクターのトップ。半導体製造装置関連として、AI・半導体テーマの恩恵を強く受けた1週間でした。
三井金属鉱業(5706) は銅・亜鉛などを手がける非鉄金属大手で+16.40%。非鉄金属市況への期待とAI関連素材需要の高まりが複合的に働いているとみられます。
値下がり注目銘柄
| 銘柄 | コード | セクター | 週末終値 | 週間騰落率 |
|---|---|---|---|---|
| イオン | 8267 | 小売業 | 1,763円 | -8.79% |
| 山崎製パン | 2212 | 食料品 | 3,267円 | -8.41% |
| INPEX | 1605 | 鉱業 | 4,147円 | -8.09% |
| メルカリ | 4385 | 情報・通信業 | 3,613円 | -8.07% |
| セブン&アイ・ホールディングス | 3382 | 小売業 | 2,027円 | -7.63% |
イオン(8267) は-8.79%で今週最大の下落率でした。週平均出来高は約1,238万株と多く、売りが集中した1週間だったとみられます。小売業セクター平均は-0.51%ですが、イオン1社の重さがセクター全体の足を引っ張っていますね。
山崎製パン(2212) は-8.41%と食料品セクター内で最大の下落。原材料費の高止まりや内需消費の先行き不安が重しになっている可能性があります。
INPEX(1605) は-8.09%。原油価格の下落基調を反映したエネルギー株への売りが続いているとみられ、鉱業セクター単独で-8.09%という大幅安でした。
メルカリ(4385) は-8.07%と情報・通信業の中で最大の下落。IT・プラットフォーム株は全体が上昇した週にあって逆行安となりました。
セブン&アイ・ホールディングス(3382) は-7.63%。国内小売り大手として、消費動向の先行き不透明感が引き続き重しになっているとみられます。
テーマ株動向
| テーマ | 週間平均騰落率 | 注目銘柄 |
|---|---|---|
| AI・半導体 | +9.25% | アドバンテスト(6857)+13.60% |
| グリーンエネルギー | +6.21% | 安川電機(6506)+7.40% |
| 防衛 | +0.02% | 川崎重工業(7012)+4.22% |
AI・半導体テーマ(+9.25%) が今週最も好調でした。アドバンテスト(6857)が+13.60%でテーマ内トップ、ルネサスエレクトロニクス(6723)が+16.03%、SCREENホールディングス(7735)が+18.73%と、半導体関連銘柄に軒並み強い動きが見られました。市場全体の急騰局面で、AI・半導体テーマがその中心を担っていたことがデータからも確認できますね。
グリーンエネルギー(+6.21%) は安川電機(6506)の+7.40%をはじめ、FA・産業機械関連がしっかりした動きを見せました。電力・再生可能エネルギー分野への長期的な投資期待が下支えしているとみられます。市場全体の上昇を上回るパフォーマンスでした。
防衛テーマ(+0.02%) はほぼ横ばいで、今週はあまり動きがありませんでした。川崎重工業(7012)が個別では+4.22%と堅調でしたが、テーマ全体では非鉄金属・AI半導体などの強いテーマに比べて見劣りする1週間でした。
来週の注目イベント
今週の決算カレンダーでは来週(第16週)に向けた主要企業の決算発表予定は確認されませんでした。
今週のEDINET開示ハイライト
| 企業名 | コード | 開示日 | 書類種別 |
|---|---|---|---|
| ヤマハ発動機 | 7272 | 2026-04-08 | 訂正有価証券報告書(第91期・2025年通期) |
ヤマハ発動機(7272)が4/8に第91期(2025年1月〜12月)の訂正有価証券報告書をEDINETへ提出しました。訂正内容の詳細はEDINET(金融庁)上で確認できます。
決算発表予定はyfinance、開示情報はEDINET(金融庁)をもとに作成。
今週のまとめ
今週の日本株市場は、日経平均が週間+6.99%と大幅上昇した、今年でも有数のボラティリティの高い1週間でした。水曜日(4/8)に日経平均が1日だけで約2,900円近く急騰するという大きな動きが週間上昇の牽引役となりましたね。
セクター面では、非鉄金属・繊維製品・ガラス土石製品の素材系が二桁上昇でリードし、AI・半導体テーマも+9.25%と市場全体の上昇を牽引しました。古河電気工業やフジクラなど電線・ケーブル関連の急騰も目立ちますね。一方でエネルギー関連(石油・石炭・鉱業)は原油価格下落の影響で逆行安となり、食料品・内需小売りも軟調な推移が続きました。
1日で数千円規模の急動きが生じるような環境が続いています。急騰後は達成感から利益確定売りが出やすい場面もあるかもしれません。来週以降も引き続き指数と個別セクターの方向感を慎重に見ていきたいと思います。
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