2026年第21週(5月18日〜5月22日)は、まさに「V字回復」という言葉がぴったりな1週間でしたね。週前半は3日連続安で59,804円まで急落したものの、後半2日間で一気に反発。最終的に日経平均は週間+3.33%(+2,039円)で着地しました。一方、 TOPIX は同期間+0.59%にとどまり、日経平均との大きな乖離が印象的でした。電気機器・情報通信を中心にAI関連大型株への集中買いが指数を押し上げた週と言えそうです。

週間市場概況

指数週始値週末値高値安値週間騰落
日経平均61,299円63,339円63,432円59,292円+3.33%
TOPIX410.0412.4414.1399.1+0.59%

日別値動きの流れ

週前半は一貫して売り圧力が続きました。月曜(5/18)は-0.97%と小幅安でスタートし、火曜(5/19)も-0.44%と続落。水曜(5/20)はさらに下げ幅が拡大して-1.23%となり、59,804円まで値を下げました。週安値(59,292円)もこの水曜近辺に記録しており、「5万9,000円台を割り込んでしまうのか」という雰囲気がにわかに漂い始めた場面でもありました。

ところが木曜(5/21)から流れが一変します。+3.14%と急反発して61,684円まで回復し、そのまま金曜(5/22)も+2.68%と続騰。週間高値63,432円に迫る63,339円でクローズしました。後半2日間で約3,500円以上を取り戻した計算になりますね。

特筆すべきは日経平均(+3.33%)と TOPIX (+0.59%)の乖離幅です。TOPIXは日本市場全体をより広く映す指数であり、この大きな差は「上昇が特定の大型株・インデックス構成銘柄に集中していた」ことを示唆しています。実際、週間の平均騰落銘柄数を見ると、値上がりが1日平均115銘柄に対して値下がりは131銘柄と、上昇銘柄数より下落銘柄数の方が多い状況でした。指数ほど「市場全体が強い」わけではなかった週だったかもしれません。

セクター別パフォーマンス

セクター週間騰落率ベスト銘柄
その他金融業+6.59%日本取引所グループ +13.33%
金属製品+4.55%東洋製罐GHD +4.55%(ウォッチリスト1銘柄)
繊維製品+4.41%ユニチカ +19.70%
電気機器+4.02%太陽誘電 +26.52%
銀行業+3.80%みずほFG +14.28%
ガラス・土石製品+3.50%AGC +9.03%
情報・通信業+3.31%ソフトバンクグループ +20.81%
サービス業+3.21%ベイカレント +8.44%
倉庫・運輸関連業+2.63%NX HD +2.71%
空運業+2.47%ANA HD +2.47%(ウォッチリスト1銘柄)
小売業+1.79%良品計画 +9.81%
輸送用機器+1.70%三菱自動車 +9.92%
化学+1.66%UBE +24.64%
証券・商品先物取引業+1.44%野村HD +3.12%
食料品+1.43%宝HD +9.97%
鉄鋼+1.07%神戸製鋼所 +3.45%
精密機器+0.19%オリンパス +8.26%
機械-0.44%オークマ -13.87%
水産・農林業-0.53%日本水産 -1.29%
医薬品-0.61%住友ファーマ -6.82%
電気・ガス業-0.72%東京電力 -1.70%
その他製品-0.98%大日本印刷 -6.09%
陸運業-1.06%JR東日本 -2.06%
ゴム製品-1.17%横浜ゴム -1.83%
保険業-1.91%SOMPO HD -7.47%
非鉄金属-2.03%フジクラ -14.20%
不動産業-2.12%住友不動産 -6.03%
鉱業-2.41%INPEX -2.41%(ウォッチリスト1銘柄)
海運業-2.54%商船三井 -3.44%
卸売業-2.95%丸紅 -6.51%
建設業-3.09%大林組 -7.63%
石油・石炭製品-3.36%ENEOS HD -4.27%
パルプ・紙-5.76%日本製紙 -7.46%

上位3セクターのハイライト

その他金融業(+6.59%) が全セクタートップのパフォーマンスを記録しました。牽引役は 日本取引所グループ(8697) の+13.33%。株式市場の売買活況を受け、取引量・収益拡大への期待が高まったとみられます。クレディセゾンは-1.37%と対照的な動きでした。

電気機器(+4.02%) は33銘柄を擁する大型セクターとして存在感を発揮しましたね。 太陽誘電(6976) の+26.52%を筆頭に、村田製作所、TDK、ソシオネクストなど電子部品・半導体銘柄が軒並み大幅高となりました。AI・データセンター向け部品需要を背景にした集中物色がセクター全体を押し上げた可能性があります。

繊維製品(+4.41%) では ユニチカ(3103) が+19.70%と急騰しました。4銘柄中でも帝人が-2.66%と売られているのとは対照的で、個別材料による動きと言えそうです。

下位3セクターのハイライト

パルプ・紙(-5.76%) が最大の下落セクターとなりました。 日本製紙(3863) が-7.46%、王子HDが-4.06%とセクター全体が軟調で、素材コストや需要低迷への懸念が改めて意識された週だったかもしれません。

石油・石炭製品(-3.36%) も軟調。 ENEOSホールディングス(5020) が-4.27%と売られました。原油価格の動向や資源セクターへの資金流出が続いている可能性があります。

建設業(-3.09%) では 大林組(1802) が-7.63%と大幅安。受注環境や収益見通しへの懸念が根強く続いているとみられます。

値上がり注目銘柄

銘柄名コード週末終値週間騰落率平均出来高
太陽誘電69769,102円+26.52%約740万株/日
UBE42082,992円+24.64%約329万株/日
ソフトバンクグループ99846,757円+20.81%約7,002万株/日
ユニチカ31031,574円+19.70%約1,132万株/日
村田製作所69817,130円+15.54%約1,395万株/日

太陽誘電(6976) が週間+26.52%と全銘柄中トップの上昇率を記録しました。積層セラミックコンデンサ(MLCC)を主力とする電子部品メーカーとして、AI・電気自動車・データセンターなど複数の成長テーマと重なる注目銘柄です。週初7,194円から週末9,102円まで1,900円以上駆け上がり、1週間で時価総額が大きく膨らみましたね。

UBE(4208) は+24.64%と2番手の急騰。化学素材の分野で電池材料やリチウム関連事業を手がける同社への期待が高まったとみられます。2,400円台から2,992円と3,000円台目前まで迫ってきました。

ソフトバンクグループ(9984) の+20.81%も今週最大のトピックの一つです。AI投資で知られる同社は1日平均7,000万株超という桁違いの出来高を伴いながら急騰しており、今週後半の急反発を主導した銘柄と言えそうです。

ユニチカ(3103) は+19.70%と大幅上昇。繊維・素材メーカーとして地味な印象もありますが、高水準の出来高を伴った動きは何らかの個別材料が意識された可能性もありますね。

村田製作所(6981) が+15.54%と大幅高。太陽誘電と並ぶ電子部品の雄として、AI・半導体関連需要への期待で資金が集まった印象です。

値下がり注目銘柄

銘柄名コード週末終値週間騰落率平均出来高
フジクラ58034,850円-14.20%約1億618万株/日
オークマ61034,035円-13.87%約78万株/日
資生堂49112,682円-10.20%約449万株/日
新生銀行83031,481円-9.09%約761万株/日
大林組18023,194円-7.63%約332万株/日

フジクラ(5803) が-14.20%と最大の下落率を記録しました。光ファイバー・電線ケーブルメーカーとしてAI関連データセンター需要で大きく注目されてきた銘柄だけに、高値からの利益確定売りが集中した可能性があります。1日平均1億株超という圧倒的な出来高が売りの規模を物語っていますね。5,653円から4,850円まで800円以上の急落は相当インパクトがありました。

オークマ(6103) は-13.87%と急落。工作機械メーカーとして製造業の設備投資動向に敏感な銘柄です。先行指標となる受注の伸び鈍化や、製造業の設備投資見通し悪化などが材料視された可能性があります。

資生堂(4911) が-10.20%と大幅安。中国市場での回復の遅れや業績見通しへの懸念が続いているかもしれません。上位の値上がり銘柄が「AI・テック」に資金が集まる一方、消費財セクターへの売りが続いている構図もあるかもしれません。

新生銀行(8303) は銀行業セクター内でも独自の売りが出ました。みずほFGが+14.28%と急騰しているのとは対照的で、同じセクター内でも銘柄ごとの格差が際立ちましたね。

大林組(1802) の-7.63%は建設業セクターの軟調さを体現する形となりました。

テーマ株動向

テーマ週間平均騰落率週間ベスト銘柄
AI・半導体+5.01%ソシオネクスト(6526)+18.97%
防衛+0.33%石川製作所(6208)+7.49%
グリーンエネルギー-1.73%安川電機(6506)+10.24%

AI・半導体テーマ が+5.01%と最強のパフォーマンスでした。 ソシオネクスト(6526) が+18.97%を筆頭に、太陽誘電、村田製作所、TDKなど半導体・電子部品銘柄が軒並み大幅高となり、今週の市場回復を引っ張りましたね。SBGの急騰もAI投資への期待と重なり、「AI」というキーワードが今週最大のテーマだったと言えそうです。

防衛テーマ は+0.33%とほぼ横ばい。 石川製作所(6208) が+7.49%と堅調でしたが、セクター全体としては目立った動きのない1週間でした。防衛関連テーマはここ数週間で相当織り込みが進んできている可能性もありますね。

グリーンエネルギー は-1.73%とやや軟調。ただし 安川電機(6506) が+10.24%と大幅高を記録しており、テーマ内でも銘柄間のばらつきが大きい状況です。

今週のまとめ

2026年第21週の日本株市場を一言で表すなら「AI大型株主導のV字回復」でしたね。週前半3日間で約1,500円下げた後、後半2日間でその2倍以上を取り戻す展開は、見た目のパフォーマンス(週間+3.33%)以上に内部的な動きが複雑でした。

今週の構造として押さえておきたいポイントが3つあります。

1つ目は 日経平均(+3.33%)とTOPIX(+0.59%)の乖離 です。市場全体の体温計であるTOPIXの低さは、上昇が一部の大型株に集中していたことを示唆しています。

2つ目は 値下がり銘柄数が値上がりを上回る日が続いた という点(1日平均115勝131負)。指数は上がっていても、多くの銘柄は苦戦していた週とも言えます。

3つ目は AI・電子部品セクターへの資金集中の継続 です。SBG・太陽誘電・村田製作所などへの集中買いは先週からのトレンドを引き継いでいるようにも見えます。この流れが来週以降も続くのか、それとも急反発後の調整が来るのかが注目ポイントになりそうです。


この記事はAIによる自動分析レポートです。投資助言ではありません。 株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。 株価データはYahoo Finance(yfinance)、開示情報はEDINET(金融庁)から取得しています。